これが読ませるエンターテイメント小説の書き方！読者を惹きつけるコツ！>超重要！クライマックスでの鮮やかな逆転

クライマックスまでに、主人公をできるかぎり追いつめましょう。
そして、苦しみ、悩んで、最後には勝利を手にするのです。
このギャップが激しいほど、読者にとっては爽快感があるわけです。
しかし、それだけ追いつめられた主人公が、いったいどうやって大逆転をするのでしょうね。

もちろん、それこそが、読者の最も興味のあるところでもあります。
だから、納得できる形で逆転させたいですね。
そのためにも、必要なのはアイディアです。
主人公の趣味や職業などから考えた特技を、なるべく読者の予想がつかない形で披露するのがいいでしょう。
例として挙げたい作品は、小説ではありませんし、ネタバレになりますが、
三谷幸喜監督の映画「ザ・マジックアワー」では、クライマックスで、佐藤浩市演じる俳優が、
操演・着弾・照明スタッフなどと力を合わせて殺し屋を追っ払います。
ものすごくスタッフと息の合ったパフォーマンスをするんですね。

でもそれは、彼が俳優だからというだけでなく、もともとスタッフ達と仲がいい様子が
描かれているからこそ、できるシーンなのです。
伏線というやつですね。次回は伏線についてお話します。